ロキソニンとセレコックスの違いについて

ロキソニンとセレコックスの違いについて

こんにちは。

鎮痛薬といえばロキソニンに代表されるNSAIDsですが、NSAIDsにも種類がたくさんあるのはご存知だと思います。

しかしその使い分けはなかなか知らないことも多いと思います。そのため、今回はメジャーなロキソニンとセレコックスを中心にその使い分けをまとめたいと思います。

 

鎮痛効果、即効性・持続性による違い

結論から言うと、速く効くのがロキソニン、長く効くのがセレコックスです。

効果の強さに関して両者には大きな違いはありません。ロキソニンは即効性に優れている薬で、服用しておよそ1時間程度で効果が現れます。そのため、頭痛や生理痛、喉の痛みなどの急な痛みに使いやすい薬剤になっています。しかしながら持続時間が長くないため、腰痛や怪我などの一日中続く痛みに関しては効果が切れてしまうため、痛みがでてしまうことがあります。

 一方、セレコックスは作用時間が長いため、このようなケースには使いやすい薬です。ロキソニンを1日3回服用するよりもセレコックス1日2回のほうが鎮痛効果が長続きし、特に夜間の痛みに関しては効果的であると言うことも報告されています。

 

COX-1、COX-2による違いと副作用

 どちらの薬剤もシクロオキシゲナーゼ(COX)を阻害することで鎮痛効果を発揮します。このCOXには1,2の2つのサブタイプが存在します。

具体的には

COX-1:日常的に存在し、胃の血流を維持して胃粘膜を保護します。

COX-2:怪我などにより組織が傷つくことで増え、炎症や痛み、発熱を誘発します。

 

ロキソニンに代表される一般的なNSAIDsは1,2の両方を阻害します。そのために、COX1による胃粘膜保護効果も阻害されるため胃粘膜を荒らす副作用があります。

一方セレコックスはCOX-2だけを阻害します。そのため、胃粘膜を荒らす副作用は少ないです。実際に、2週間服用し続けた場合の胃・十二指腸潰瘍の副作用発現率を比較するとロキソニンは27.6%ですが、セレコックスでは1.4%とかなり少ないのです。しかしながら、副作用が少ないとはいえ、潰瘍を起こすリスクが有るためもとから潰瘍がある人では禁忌になっています。

 

アスピリン喘息に対する比較

 アスピリン喘息では主にCOX1が関与しています。そのためアスピリン喘息にはセレコックスが使いやすく、常用量であれば安全に投与できるとされています。しかしながら添付文書上は禁忌となってたり、常用量を超える場合における安全性が確率されていないため注意が必要です。

薬価の違い

 ロキソニンの進化バージョンがセレコックスです。ロキソニンは速く聞きますが、作用時間が短いため、切れると痛みが出てしまうという弱点がありました。また、潰瘍を起こしやすいという弱点もありました。これらの弱点を改良したのがセレコックスですが、その分薬価も高くなっています。そのためロキソニンで十分対応できる場合にはあえてセレコックスである必要はなさそうです。

セレコックス 100㎎ 68.1円
200㎎ 105.2円
ロキソプロフェン 60㎎ 6~8円

 

逆に、NSAIDsとしての共通事項としては、重篤な腎障害では禁忌となっています。また無尿の透析患者では減量の必要はありません。

しかし、痛みが強い場合には痛み止めを優先して使用することもあります。

 

こちらから  https://apps.thebase.in/detail/20

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