漢方の基礎 寒と熱について知ろう

漢方の基礎 寒と熱について知ろう

今回は漢方の考え方の一つの

「寒」と「熱」

についてまとめようと思います。

 

寒と熱とは

漢方医学的に症状を寒と熱に分けることができます。

文字通り、簡単に言うと

・・・寒がっている

・・・暑がっている

ということです。

基本的に寒の症状には体を温める漢方を、熱の症状には体を冷やす漢方を使います。

単に暑いか寒いかだけでなく体の様々な症状を寒と熱に分けることができます。

 

尿や便の色→薄いか濃いか

脈の速さ→遅いか早いか

舌苔の色→白いか黄色いか

舌の色→赤みが薄いか濃いか

 

などです。

このような症状から適切な漢方を選択する上での様々な情報を得ることができます。

 

体を冷やす生薬、温める生薬

次に具体的に体を温める漢方と冷やす漢方を紹介します。

体を冷やす漢方 黄連(オウレン)
石膏(セッコウ)
黄芩(オウゴン)
黄柏(オウバク)
山梔子(サンシシ)
体を温める漢方 附子末(ブシマツ)
乾姜(カンキョウ)
経皮(ケイヒ)

 

よく食料でも根菜は寒い地方で取れるため体を温める作用があり、温かい時期や地域で食べる食料は体を冷やす作用があると言われます。

生薬にもそれぞれの特徴がありますので基本として、寒、熱どちらに効果があるかだけでも知っておくと良いでしょう。

 

同じ症状でも寒と熱がある

 具体的に言うとかゆみです。

かゆみと言っても熱が体内にこもるタイプのかゆみと冷えがあるタイプのかゆみに分けられます。

どちらのタイプのかゆみかによって使う漢方が変わってきます。

例えば熱のあるかゆみとしてアトピー性皮膚炎によるかゆみがあります。

この熱がこもっているかゆみに対しては黄連解毒湯(オウレンゲドクトウ)があります。

この漢方にはオウレン、オウゴン、オウバク、サンシシという4種類の生薬が含まれています。

このすべての生薬が体を冷やすタイプの生薬です。

一方冷えのあるかゆみには牛車腎気丸が使用されます。

この漢方には体を温めるブシやケイヒが含まれています。

 

各漢方の構成成分を見ることで症状に合わせた薬剤選択が可能になると思います。

参考にしてみてください。

 

こちらから  https://apps.thebase.in/detail/20

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