漢方の不足と過剰

漢方の不足と過剰

今回は漢方の寒と熱以外の考え方を紹介します。

 

不足は補う、過剰は減らすが基本

漢方の基本として、不足しているものを補い、過剰のものは減らして平らにするという考え方があります。

気力や体力が足りないときは気力、体力を補う薬が必要です。

 

漢方では血という言葉がありますが、これは体を潤滑に動かすための力のことです。

血が足りない場合には血を補う漢方薬を使うのが基本です。

水分が不足している場合には水分を補うものが使用されます。

 

逆に興奮状態などでは頭に血がのぼり、停滞している気を鎮める漢方薬を使用します。

月経痛やうっ血には血の流れをスムーズにするための漢方薬を、むくみには水分を排出するための漢方薬を使用します。

気力、体力が不足している場合には補剤というものを使用します。

 

不足、過剰で使用する代表的な生薬

不足したものを補う生薬

気を補う 人参
黄耆
血を補う 当帰
芍薬
水を補う 麦門冬
地黄

 

過剰なものを調節する生薬

気の流れをスムーズにする 厚朴
柴胡
血の流れをスムーズにする 川芎
桃仁
水を排泄する 半夏
茯苓
蒼朮

などがあります。

 

不足するものを補う生薬、過剰なものを調節する生薬をそれぞれ代表的なものを紹介しました。

これらの生薬を組み合わせることで、個別の病態に合わせた治療をできるのが漢方の良いところです。

 

漢方を構成する生薬を一つ一つ見てみると相反する作用の生薬を組み合わせてできている場合があります。

同じような効果のある生薬を組み合わせることで強い効果が期待できるのでしょうが、漢方ではこのような極端な薬効を求めることはあまりありません。

漢方では生体を安定した状態に維持することを目的としています。

様々な作用の生薬を組み合わせることで総合的に作用するのが漢方の良いところです。

こちらから  https://apps.thebase.in/detail/20

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